みけ猫のロック

駆け出し漫画家と、占星術な日々

唯一無二の私自身になるために、目の前のことに取り組んでいく〜獅子座新月に寄せて

今回の獅子座新月は、対人関係を表す部屋の境界線上で起こっている。

少しずつ磨いてきた私の個性が、他者の存在を照らしていく。多くの人ではなくとも、私の個性を見てくれている人はいる。そしてここから、私の未来を始めていく。
そんな、自分の個性と対人関係に光が当たっていきそうな予感がある新月だ。

 

2023/8/16 獅子座新月

自分の個性も誰かの個性も、意識して尊重していく

アセンダント水瓶座、その支配星である天王星は学びや経験を表す部屋に入っている。
同じ部屋の境界上にいる木星の後押しもあり、学びを深められる時期になりそうだ。今感じている好奇心、もっと深く知りたいという学習意欲。また、旅行や誰かとの会話から得られた自分の経験。そういった身近な好奇心や体験が糧となり、自分自身の価値が育っていく。
内省を深め自分のやるべきことに集中していける人は、周りの反応もしっかり自分の中に取り入れて、客観的な視点を持つことができるようになるだろう。

もしくは、世の中の意見や反応を受け取って、学びを深めるということもありそうだ。毎日のように、SNSでの炎上や議論がニュースになるのが当たり前の時代になった。人の振り見て我が振り直せではないけれど、そうした世の中の反応から、興味を持つテーマが出てくるのかもしれない。私は、どう考えるだろうか?みんなと同じ意見を持つだろうか。それとも自分の意見が世の中のマジョリティと違うことに、戸惑いを覚えるだろうか。

今回の新月では個性、オリジナリティを目指していくことで道が拓けていくように思う。みんなの意見と違っても、自分の価値観を表現していくということだ。
土サインで起こるグランドトラインは、自分の個性と他人の個性が調和していくと捉えられる。自分の個性を発揮しながらお互いの個性を尊重しあうことができれば、きっと新しいもの、新しい価値観が化学反応的に作られていくのだろう。

猫たちも同じように見えて、実はそれぞれ全く違った性格や顔つきをしている。人間だってそうで、私たちはそれぞれ違った人間で違った個性を持っている。思わずそのことを忘れてしまいそうになるけれど…

一方で、グランドトラインは心理的防衛として発現すると読むこともできる。他人の個性を受け入れることができなければ、自分だけの正しさに固執してしまって自分の決めた枠組みから抜けられなくなっていくだろう。この時期は自己完結して閉ざすのではなく、他人に自分の想いを伝え、自分の個性を表現していくことが大切になってきそうだ。

 

幻想に逃げるか、現実を変えていくか

自分を表現していきたいムードが高まる中、太陽・月とコンジャンクションしている金星は逆行中。
自分は社会や周囲に必要とされているのだろうか?そんな風に自分の価値が気になってしまったり、コンプレックスに感じてしまうこともあるかもしれない。

それでも、社会的に求められなかったとしても、みんなの反応が悪かったとしても、私は私でしかない。等身大な私だけの個性を作るために、やろうと決めたことを今ここから始めていくしかないのだ。
そうやって腹を括ることで、もっともっと私自身になっていける。自分らしさを追求していくことを、諦めずにやっていきたいね。

「自分自身」を表す部屋では、土星海王星が逆行中。既存の社会システムにペースを合わせられなくなってきたり、自分自身が曖昧になって他人との境界がわからなくなったりということもあるかもしれない。自分の存在が脅かされているような気持ちになる人もいるだろう。
また、自分に対する期待が打ち砕かれ、自分自身に失望する体験もするかもしれない。そうなった時、目の前の現実や理想と違う自分を受け入れられず、現実逃避してしまう人も出てくるだろう。

そうなってきたとき、私たちの選択は2つである。
自分自身から逃げ続けるか、それとも自分と向き合って愚直に現実を生きるか

なかなか意識しにくいことだからこそ、理想を打ち砕かれるような体験は等身大の自分に気がつくことのできるチャンスでもある。
まだまだ理想には程遠いけれど、他者との関係性の中で自分にやれること、求められることを愚直にやっていく。現実と向き合うことを、真摯にやり続けていく。
これができれば、幻想に逃げずに現状を打破していくことができるだろう。

ここで現実と向き合い、自分の学びを深めた人は、きっと今後大きく飛躍していくことができる。経験や学びを自分の新たな価値観に変え、それを周囲にも伝えていけると良い。

 

私たちは、選ぶことができる

周りを見渡し、自分の心が動くものは何かを再確認する。そして自分の中にある好奇心に従って、学びや体験を通して自分の価値を育てていく。未来の自分にわくわく理想を燃やしながら、なりたい自分自身に向かって、勇敢なる第一歩を踏み出していく。
そんな風に、唯一無二の自分になっていくための流れに乗ることが出来たらいい。

前回の満月図と共通して感じたのは、私たちは選ぶ局面にいるのかもしれない、ということ。
周りがどうあろうと、最終的に決めるのは、唯一無二な私だけの価値観だ。自分の感覚で、自分のやり方で、自分を表現していきたい欲求に従っていってみよう。他の誰でもない、自分自身になっていこう。

 

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(あとがき)
今回は読むのが難しかった。こうやって言葉にしてみても、いまいち深く刺さる的確な言葉を選べていない感じ。文字が滑って頭に入ってこない感じ。

最近占星術の学習が進んで、より細かく情報を読む手段を教わった一方で、たくさんの情報の中からひとつの道筋を選んでいくのが難しくなってきたなと感じる。元々情報が多いと目移りしがちで整理整頓が苦手な気質もあり、ちょっと壁にぶち当たってる感じ。
でもここを越えることができたら、きっともっとクリアに読めるようになっていくのだろう。より自分の言葉を使って表現できるようになっていくのだろう。

何事も続けていると、そんな苦しい停滞期は必ずやってくると知っている。踏ん張り時と考えて、思うようにできなくても地道にやっていこうと思う。