みけ猫のロック

駆け出し漫画家と、占星術な日々

等身大でいることの難しさ。承認欲求に負けないための備忘録

そのうち漫画のアカウントも作る予定だけど、このアカウントとブログの目的は「素の自分で発信する」ことなので、占星術も漫画のことも雑多につぶやいていきたい。
以前SNSで漫画のアカウントをやっていた頃は、つい数字を追いかけてしまって素の自分で発信するのがすごく難しくなってしまっていた。
でも人間味の見えないSNSに興味が持てなくて、せっかく発信するなら私という人間像が立ち上がってくるような発信の仕方をしたい。無益でも自分をのびのび発信できる場を作りたい。等身大の自分でいられる場を作ることが楽しく生きる秘訣だと思うし、一生を賭けてやっていく作家業でもそれがやれたらすごく楽しい活動になるんじゃないか?SNSで窮屈になってしまって何も発信できなくなった経験があるから、今はそんな風に考えてる。
数字という目先の承認欲求に負けないためにも、この目的と考えを忘れないようにしたいなぁ。
(2023/09/01 自身のTwitterより)

 

等身大でいることの必要性

こんなすごい実績を残しましたとか、こんなにたくさん稼ぎましたとか。人はうっかり承認欲求を得るための投稿をしてしまいがちだと思う。プライベートでも、事業でも。

一方で華々しい近況報告ではなく、等身大の自分の意見や考えを発信することって結構難しい。どう思われるかな、炎上しないかな…という承認欲求が邪魔をしてくることもある。
等身大の自分を発信する必要も、もしかしたらないのかもしれない。でも長い目で考えた時に、等身大でないものは破綻してしまうだろうなって思う。少なくとも私は器用なタイプではないから、等身大でないと限界を迎えそうで。

あと、等身大の自分が受け入れてもらえる場所があるとしたら、それほど嬉しいことはないよね。
私は離婚を経験するまでの30年間、ずーっと普通の人間に「擬態」してきた感覚があって。後ろ指さされないように生きていくこと、ダメな部分をバレないように隠して生きていくことにエネルギーの多くを割いてきたから、毎日ぐったり疲れていたと思う。

離婚することでそれまで誤魔化してきた欠陥がすべて明るみになって、膿を出し切ったら、自分のダメな部分への諦めがついた。ADHDの傾向がある=グレーゾーンであることも明らかになり、あーもうこれが自分なんだと、社会の「普通」に適合するのが難しいタイプの人間だったのだと、生きづらさの理由がわかってホッとした部分もある。

もちろん今も疲れやすくはあるのだけど、それからはできるだけ自分を取り繕わなくても済む環境を選んでいくことに専念して、生き方を軌道修正してきて、だいぶ生きやすくなったと思う。まだまだ肩の力が入っている部分も多いけれど、できるだけ等身大の自分でいられる環境づくりをこれからもっともっとやっていくつもりでいる。このブログもまさにその一環。

それに、社会への擬態で身につけた能力は多少役に立っている部分もあるけれど、漫画家という特殊な職業をやる上で邪魔になることも多い。固定観念をいかに取っ払っていけるかが求められる仕事だと思うから。
結局は、自分に合う環境でのびのびやれるようにすることが、幸福を実感する方法の1つなのだろうと思う。

 

承認欲求に飲まれないために

…とはいえ。生き方はともかくとして発信活動をやっている以上、やっぱり数字は気になってしまうよねぇ。
だからこの記事は、目先の承認欲求に負けないための備忘録として残しておこうと思った。未来の私よ、どうか本質を忘れてくれるなよ。いつだって最後に価値を残すのは本質的なものだと思うから。どうか未来の私が「勝ち」ではなく、「価値」に重きをおいて生きていてくれますように。

これは30時間脱走した後に帰ってきた直後の飼い猫。脱走して広い世界を知ったのか、いつもよりもちょっとワイルドな感じになってイキっていた。渾身のドヤ顔である。たまに承認欲求が顔を覗かせても、猫くらい素直にドヤ顔できたら、かわいいのかもしれないね。

 

#わたしがブログを書く理由