古い関係を手放すか、留まるか〜水瓶座満月図に寄せて
学生時代に所属していたコミュニティのLINEグループを、黙って退出した。
理由は、どうしても私が許せないと思うことをした元友人がメンバーにいて、うわべだけ何事もなかったかのように交流することに耐えられなかったから。
葛藤はあった。彼女以外のメンバーに対して、嫌な気持ちなんて1mmもなかったから。
それでも、「何もなかったフリ」なんてできなかった。忘れようとしても、彼女のメッセージが通知で来る度にモヤモヤしてしまう。全員反応を返して当たり前みたいな空気もあり、彼女に対して反応することがどうしてもできなかった。
とはいえ、他のメンバーを板挟みにして巻き込むのも本意では無い。だったら、もうグループごと疎遠にするしかない。
彼女が水面下で私にしていたことに気がついてから実に1年*1、返信の頻度を減らしたりとだいぶフェードアウトしてきたつもりだった。でも今回はなぜか「もう完全にグループから抜けてしまおう」、直感的にそんな心境に至ったのだ。
コミュニティごと手放す、という決断
「Aさんとは気が合わなくなっちゃったけど、グループの人達は好きだから」という理由で、グレーゾーンの付き合いをしていくと、それこそグループの人達からも「かき乱す人」として扱われるようになってしまう。
だったら、グループごとすっぱり切っちゃう。フェードアウトして、一回ひとりになってみる。そうすると、そのAグループの人とも、「個人」として繋がることはあったりします。でも、一回ひとりになったり、新しい人達と新しい目標を抱えていく人に対して、「元いたグループの人」って、そこまで魅力的にもう映らなくなってきたりもする。
しいたけ.さんはご自身を「作家」と名乗っているけれど、本当にその通りで。占いも好きなのだけど、こうしたコラムやエッセイにこそ彼の考え方の面白さが光っている。
モヤモヤとした気持ちを抱え続けるくらいなら、一度全て手放してしまおう。繋がる人とは、きっとまた個人的に繋がるでしょう。
そんな気持ちで、思い切ってLINEグループを退出したのでした。スッキリしたような、寂しさが残るような。でも私は私の人生に、集中していこう。どうしても成し遂げたいことを、一人でもやっていこう。足を引っ張る人の歩調には合わせていられない。
しいたけ.さん流に別れを告げるのであれば、「学生時代は楽しい思い出をありがとう。あなたもあなたの人生を元気でね！」と言ったところか。まだ幸せを祈れるほど優しくはなれないかも。いつか彼女のような存在さえも許せるような、心の広い人間になれる日は来るのだろうか。
手放すか留まるかを選んでいくような、水瓶座満月図
で、ツイッター（もう"X"か）のタイムラインを見たら、今日は水瓶座満月だそうで。満月図を見てみたら、あー今の自分の心境とリンクしてるな…と思ったのでシェアしてみる。
逆行天体を太陽側に読むと、月だけが西半球に孤立している。
孤独感、わかってもらえないという気持ち。
しかもAsc蟹座で月はチャートルーラーだから、この孤独感がかなり強調された満月図なのかなと思った。
満月なので、月と太陽は180度真向かい。月は8ハウス（他人の価値の部屋）、太陽は2ハウス（自分の価値の部屋）に。どちらも不動宮、価値がテーマの部屋に入っている。
理想の自分になるために、自分の価値を磨いて押し出していきたい太陽と、それに反して他人の価値の中で心地よく他人のために尽くしていたい月。
過去の縁をキッパリ捨て去って新しく踏み出したい私と、集団の心地よさの中に埋没していたい私。自分の葛藤が、満月図の指す葛藤とぴったりリンクしているかのようだ。
で、MCは牡羊座。
自立、独立。わかってはいたけど、自分一人でえいやっと集団から飛び出していくしかないんだよねぇ。特に私のように社会に押し出していきたいものがある人は、自分の足で立つ必要がありそうな感じ。
牡羊座の支配星である火星は乙女座、3ハウスに在室。コツコツと目の前のことに没頭して取り組んで学習していくことで、社会に向けて自分を押し出していけるようになる。木星の後押しもある！過去の心地よさに甘んじるのも悪くは無いけど、もう自分に合わないと感じた環境からは離れて、自分を押し出して行った方が良さそうな星周りだ。
対人関係を表すDsc上に冥王星が鎮座していて、誰かの欲望や圧を感じることもあるかもしれないけれど。アングルはすべて活動宮だし、自分の活動場所を自分で決めていく気概が試されている満月図、と言えそう。
古いものを手放して、新しいものを迎え入れる
以上、初学者なりの水瓶座満月図読みでした。本当に自分の心境とリンクしていて、読みたいように読んでしまっていないか？と不安になるくらい。
でもこれって、人生の転機で起こりがちなことなのかもしれないね。私だって、本当は過去を大切にしたい。できればずっと大切な人とは末長く関係を続けたい。
でももし過去からの関係が足枷になるのであれば……迷いながらも、新しい道を選べるような人であり続けたい。
たくさん手放した。新しいものが入ってくるための準備は、もう万端だ。
*1:ここに書いたことは全てあくまで私の主観、私から見えている状況である。きっと彼女には彼女の言い分があるのだろう。私は自分を大切にするためにこの選択肢を決断したという話だが、人によって見えている景色は違うということは私自身も忘れないようにしたい。
